私、この弱きなるもの

今、私がこの職業に従事させられていること、我ながら
不思議に思う。

生来人見知りが激しく、人と関わるのはどちらかというと苦手な
方である。しかも、言葉をうまく操れるものでもない。

この弱きなるもの、に今の意味が分かるときはいつか来るので
あろうか。一筋縄ではいかないことも多い。待っていなければ
ならないときもある。言葉を選んで話さなければならないときも
ある。感情的になりそうな所を押さえなければならないときもある。

私が今、ある意味でそのように「生きざるをえない」場に置かれる
ことによって、少しずつではあるが〜成長させられているようにも
感じる。

ときに、こちらから行動を起こさなければならないこともある。
それこそ問題の「只中」に飛び込まなければならないことも。

自分はどちらかと言うと垣根の外に立って、内で起こっていることを
標榜しがちな者だ。しかし、それではどうにもこうにも立ち行かなく
なる場面に置かれ、「部外者」ではなく「当事者」にさせられていく
ような気がする。

今このときを通して、私は少しずつ人に「仕える」者とさせられつつも
あるのだろうか。

すぐにではないにしても、いつか「これでよかったのだ」とそう得心
がいく者とさせられたい。

神様は不必要なことは・・・されない方なのだから。