毒ガス弾は今なお・・・

朝、少し急ぎ目で出勤。全校生徒で「平和を考える日」であった。

講師の方の話より〜8/6や8/9、8/15が何の日であるか、すぐに言える
日本人はそれなりに多いとは思うが、9/18が何の日かを覚えている人
は少ないと。

かくなる私もこの日が何の日なのか分からなかった。

もし記憶が正しいならば、「満州事変」の日。すなわち、日本が
中国に戦争を仕掛けた日。この日を中国の人は今も覚えている。

中国には日本軍が置いて逃げた「毒ガス弾」が今も地下に埋まっており、
日本政府が公式に認めているものは約4万発だそうだ。

そして、例えば工事を行っている人たちが、毒ガス弾により
被害を受ける例が後を絶たないということである。

戦争はもう60数年前に終わってしまったものだ、と現代の私達(日本人)は
思いがちであるように思うが、今なお戦争の残した爪は〜現代の私達を
苦しめうるものである。

毒ガス弾による被害のニュースはそれほど日本のメディアはとりあげて
いないらしい。

先年、東京地裁で争われた裁判の結果は原告が勝訴であった。

しかし、国はそれを受け入れずに控訴した。一体、被害を受けた人々を
どれだけ苦しめれば済むのだろうか、ととても残念に感じた。

中国以外の国で被害が起きた場合は保障されるそうだが、
これもまた変な話である。

以下は、公演をされた講師のWebSiteである。参考にされたい。
http://kanatomoko.jp.todoke.net/