沸騰実験・・・

今日は会議の多い日。一日暑いときが続いたが、お昼過ぎに
ゴハンを途中でやめてドタバタしていたら・・・頭痛がしてきて
しまった。こういうのよく自分ではあるパターンである(笑)。

さて今日は、タイトルの通り、同僚の先生方と一緒に実験をした。

単にお湯を沸かしました、ハイおしまい、というのではなく、
実は40度〜50度のお湯でも「あること」をすると沸騰する!っていう
ものである。

それは、お湯の入ったビーカーを「真空ポンプ」をつないだ
ビンの中に入れて、空気を徐々に抜いていくというものである。

そうすると、50度のお湯であっても、空気を抜いていくにつれて
泡が出始め、ついにボコボコ! 沸騰してしまう。だからといって
その後温度を測っても50度ぐらいのまま。これはすごい!ということで。

頭では知っていたのだが、実際やってみるとやっぱりそうなんだなぁ、
と感動した。

そもそも沸騰とは、液体の水が中から気体になっていく状態であるが、
水をとりまいている空気が多い(気圧が高い)時にはなかなか外には
出て行かない。というのも、液体の水は外気から押されているから。

しかし、その外気が薄くなっていく(空気を抜いていく)と、外から押す
力が弱くなり、液体の水が外に気体となって出来ていきやすくなる。

そして・・・一気に沸騰するというわけである。

50度ぐらいのお湯であると〜空気を抜き始めて数分で沸騰し始める。

「水は100度でしか沸騰しない」と思っている私達にとっては
かなり衝撃である。もっとも、この実験は真空ポンプがある家でしか
無理であろう(そのようなお宅は少ないと思えるが)。