読書感想ぶ〜ん(笑)

担任ともなると、生徒達が書いた「読書感想文」から
いくつか選んで図書の先生に出さなければならない。

しかし、これが・・・結構難しい(笑)。

というのも、本来本を読んでどのような感想を持つかなんて
その人の「自由」であるし、優劣はつけがたい。読んでみて
どう感じるかなんて強制できるわけではないし。

たしかに書いていて〜自分の意見をはっきりと述べることの
できる子もなかにはいるし、感性の鋭い優れた文章というのも
もちろんある。

一方で、大方が読んだ本のあらすじを書いている子もいて、
結局それで感想文が終わってしまうときも。それって・・・感想?
と思うときもある。

自分の意見を述べる・・・というのにしても、いつの間にか
本とは離れて〜意見を強く主張してしまうときもある。
「わたしはこうなんだー!」っていう感じで(笑)。

でも、結局は本を読んでいて、その子その子が
「これはおもしろいぜ!」
という感覚なり、刺激なりを受けたらそれでよいのではないだろうか、
とも思えてしまう。その子なりに、本と「対話」し、本と「出会い」、
これからのその子の人生に強烈に影響を与えるような。

ぶつぶつ。

とにかく・・・担任としてはいわゆる「優れた作品」を選ばなければ
ならない、それがお仕事である(笑)。

締め切りは今週の金曜日。

自分は・・・人間的には「識別力」が弱いものだが、上からの・・・知恵を
いただいて生徒が一生懸命書いた・・・その気持ちに私なりに応えたいものだ。