はだしのゲン

今日は少し余裕があったので、帰宅後「はだしのゲン」
を読んでいた。

ご存知の方もいらっしゃるだろうが、広島に原爆が起きた当時
の様子から〜主人公の「ゲン」がたどる人間模様を描いたものである。

全3巻のうち、第1巻を読んだだけであるが、内容は結構シビア
である。子どものとき、図書館でちら見したことがあったのだが、
「こわいなぁ」と思ったイメージがどこかに残っている。

大人になった今、広島に行って「傷跡」と見て来たこともあって
読んでみたくなった。3巻は結構重かったのだが、旅行に行った
機会に買ってきて「コロ」で運んで帰ってきた。

「ピカ」の被害に遭ったゲンたちは、家を失い、家族の何人かを失い、
「ピカ」に遭ったがゆえに様々な苦労をする。

今は「こわい」というよりも、いたたまれない気持ちになる。

漫画とはいえ、その様な人間模様・・・が当時はあったのだろうな、
と少しは想像できる気がする。

戦後世代の私であるが、始めから「平和」を享受しているために
「平和」のありがたみが分からないのかもしれない。

何を「平和」というのかは置いておいても。

最近日本では「平和」とは言えないぐらい、いたましい事件が
いろいろなところで起こっている。

戦争中とはいえ戦後とはいえ、人間の心はあまり変わらないの
・・・かもしれない。