読書の秋



読書の秋ともなると、学校でもHRで決まった本を読んで
話し合うときを持つ。


私のクラスでは「フリーという生き方」(岩波新書?)を選んだ。


私も一度読んで見たのだが、「フリー」のお仕事はかなり大変
そうだということ。


もちろん、それと引き換えに自分の時間を取れるわけであるが、
へたをすると「一寸先は闇」(著者)ということである。


その中で著者はいろいろと苦労を味わう。その中で自分を支えて
くれた様々な方々との出会いを軽快なタッチで書かれており、
読みやすかった。


著者がお勧めしていたことに「耳レーダー」を持つとよいよ、
ということであった。「自分」に行き詰ってしまったとき、
ふと傍らの人たちの話に「耳を傾けて」みる。そんなとき、
思わぬ話を聞いたり、「世間」を知ることができたり、自分の
枠を飛び越えるヒントになるのでは、ということであった。


もちろん、自分の「固定観念」が先に立ってしまったとしたら
何を聞いても頭に入ってこない恐れがあると思うのだが、
ある意味「自分を殺す」ことから「自分を生かす」ことになる
のかも…しれない。